ちょっと寄り道

ハンチョルスのブログ

南四条温泉

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 わが家と瓢箪山駅の間にある銭湯「南四条温泉」は、廃材を燃料にしてお湯を沸かし、風呂屋を営んでいる。ほぼ毎日、銭湯に通っていた生野時代とは違い、家風呂かたまに車に乗ってスーパー銭湯に行くくらいになった僕も、ここはぜひ応援したいお風呂屋さんだ。
 月に一二度くる廃材を、ご主人が丁寧に割って細かくしている様子を見ていると、ふとそう感じてしまう。(薪割りのせいか、たまにお風呂に浸かっている風呂屋の主人は細く引き締まって無駄のない身体をしている)
 人に優しい町、街には、大きな広場や昔ながらの喫茶店、それに銭湯が必ずある。人が集まってのんびり出来る場所。それが「街や商店街」の活気を保つ条件でもあると『「消費」をやめる』で平川さんが仰っていた。
 大型スーパーで「顔の見えない消費者」になるのてはなく、小さな商店でお互いの顔を見せて売り買いすることが、繋がりのある暖かい社会を復活させる地道な一歩だと、僕は考える。

「消費」をやめる 銭湯経済のすすめ (シリーズ22世紀を生きる)

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